秋田よ、変われ。 寺田すけしろ

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  • 講演録「形あるものは必ず壊れる」 15

    2017.3.2

     8 秋田の美点を伸ばす~「安心・安全まちづくり」

     安心・安全なまちづくりも、秋田県の優れているところを伸ばす重要な施策だと思っています。これは警察とも協力して「とにかく秋田に来たら安心だし安全だ。犯罪も少ないし、検挙率も高いし」ということになるシステムをつくりたいと考えています。来年はそのためのチームも県庁内に設置したいなと考えています。世界的な視点でいえば、安全な所は必ず発展します。日本の企業が外国に進出する時はまずこう聞きますね「治安はどうですか」と。海外で日本の工場のある所はまず治安が良い所と決まっています。

     警察といえば、県警も警察署の統廃合を含む「秋田県警察組織再編計画」を作って、警察力を上げようとしています。統廃合の対象となっている増田署、矢島署、鷹ノ巣署のいずれもそれなりに強い抵抗があります。しかし、これらは何十年も前、移動手段が自転車だったころから管轄区域の広さが変わっていないのです。住民に不安を与えないように、警察力を落とさないように、車社会の現代に合った形で再編が可能だと思っています。

     9 女性の力は欠かせない~「男女共同参画社会づくり」

     忘れてはいけないのは男女共同参画社会づくりです。女性が力を発揮する社会でないとこれからはやっていけない、ということです。これはどんな組織、会社でもそうです。女性をきちんと活用しない会社は生き残れません。もちろん県庁もそうです。もともと女性職員が少ないので、なかなか女性幹部が増えず悩ましいところですが、今年は人事課長を女性にやってもらっています。女性の良いところは、ズバッと本質的なことを言うこと、そして遠慮なく実行することです。女性の存在感がある組織は、必ず活性化すると思っています。県の審議会の委員もせめて3割ぐらいは女性の委員が占めるべきです。それが普通の社会ではないでしょうか。

     この件については、県も力を入れて市町村にお願いしています。ですから、市町村レベルの男女共同参画計画は現在、急ピッチで策定が進んでいます。昨年は5市町村で、全国最下位の手前でしたが、来年には全市町村が策定する勢いです。具体的な効果はなかなかむ難しいとは思いますが、市町村の審議会でも男女比のバランスを考え始めたりするといった効果はあるようです。こういうことは、まず出来ることから始めないと進まないものだと思っています。女性が働きやすい国は出生率が上昇しているそうです。少子化対策としても基本となる施策なんですよ。

     10 来年したいこと~これから県がすべきこと

     来年はこんなことを考えています。現在の学術国際局を部に昇格させて、産学官連携や国際交流、人材育成を大きく包括させます。その代わりに総務部と企画振興部は合体させて部を1つ減らします。こんな形を議会とも話をしているところです。そのくらい県は、人材育成、国際交流や大学の活用を進めていきたいと考えています。それが時代の要請だと思います。

     秋田県には、水と緑があって、きちんとした生態系があって、インターネットで情報が世界から入り、フリーウェイが出来て人の流れもダイナミックに、そして豊かな自然に囲まれて、食べ物も美味い、温泉もたっぷり、治安も良い。それが秋田県の「売り」です。そういうところに人が住む。こうした文化に対して、県として何が出来るかが問われていると思っています。

    《16に続く》


    ※名称・敬称等は当時(平成16年11月)のままです。
    ※次回は3月9日に公開いたします。

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